身を包む激しい衝撃
兄が何か叫んでいる
「足が健在なだけありがたいと思え」
少し、古いベッド
黒い医師がつぶやく
「一番辛いのは誰かよぉ考えてみやぁ!」
怒りにまかせ怒鳴る
泣いている少女
「パパもママも僕のことどうでもいいんだよ…」
笑わない少年
母はなくし、父は彼と関わるのを放棄した
「Σっ」
ガバッと飛び起きれば辺りはすこし明るくなっていた
「なん、懐かしい夢やなぁか」
どうせ夢に見るなら楽しかった部分を思い出せよとも思うが強く心に残るんは案外そういう心の傷なのかもしれんわな
「……ふぅ」
少し、痛む足をさすりながら起き上がる
ほんとにこんなでも歩けるだけ奇跡だ、当時は怒り荒れたもんやが今ではすごく感謝しとる
ニノさんかなり変わっとる人やけど仕事の腕は確かやきっと彼がおらんかったら歩けんよぅなっとたやろな
荒れた俺のケアもようしてくれたし、医師としては、凄いと思う
まだ若いのにどこでそこまで技量をあげたか謎だが…
シンスのこともよぉ世話してくれたな
確かにシンスは心から笑っとるきがせん
子供なりに親に心配かけまいと作り笑いのうまいやつやった、可哀想にな
だぁらこそ、俺が大事に面倒みたらなかんわな
…その結果女の子一人なかしちまったわけやけどな…
そろそろ、一端ニノに診てもらわなかんかなぁ
痛む足をさすりながら思うしばらく顔をだしていないなと
ぐるぐるいろんなことを考えていたら完全に目が冴えてきた
まだ他の奴等は寝てるらしい
今から二度寝するにはなんやしちょいウロウロしてくるかの
ふらふらとあてもなく森を散策する
「あぁ…これは食えるなぁ」
もそもそと採取を行なっていると何か騒がしい?
「……?」
耳をすませて音を聞く、沢山の羽音…?
「…、……」
音を頼りに進んでいくと段々とはっきりしてくる
「……!」
羽音に混じり悲鳴が聞こえた気がした
重い足を引きずり精一杯走り出した
怒り狂って飛び回るスピアーの群れ
逃げるは一人のエアームドの少女
もういっぱいいっぱいといった様子で何かいっている
スピアーの方は怒りで完全に我を忘れている
鋼タイプが幸いして決定打は受けていないが体力の限界は明らかだ
そしてこちらとしても相性はよいなんとか振り切れないこともないかも知れない
ブツブツやってないで早く助けに入れという話だが過去の職業柄、状況把握をしてから対策をたて…という順序が染み付いている
無謀な突撃は勇気ではない愚かだ
「きゃっ!」
「火炎放射!」
考えをまとめ突撃するのと、少女が転倒したのはほぼ同時
「大丈夫か?」
起こしてやりながらそう聞くとこくこくと頷いた
「……ちっ、囲まれたか」
まぁ、落ち着け、別に倒す必要はない
追い払えばいいだけと
もう一度火炎放射を見舞う
「きゃぁ」
「おいっ!大丈夫か」
正面の的は一旦退いたが後ろ…すなわち少女側ががら空きである
「くそっ…ちぃと我慢しや!」
ぐっと少女を引き寄せていう
しかし、この体勢では…
のしかかりは当然NGだ
熱風、火炎放射などの炎技も今弱った少女を抱えながら繰り出すのは懸命とはいえない
つまり攻撃手段はない
逃げる…のも相手と自分の速度差を考えれば絶望的だ
と…すれば…
「……っ…いい加減起きてろよ…?」
そうつぶやき空にあげるは煙り玉、ぱんと弾ける音と不思議紫の煙りが広がる
頼む、気づいてくれ
「大丈夫、ちょっとの辛抱やからな」
少女と自分にいい聞かすようにして言うとそのまま少女に覆い被さって盾を広げる
持久力なら負けない、あとは仲間が来てくれるのを信じて待つしかない
「くそっ……」
体力には自信がある
時間はかなり稼げるとふんだがあまかった
じわじわと毒が体力を奪っていた
そう…なにも直接攻撃だけに耐えればいいというものではない
「大丈夫、大丈夫やからそんな顔すんなや」
少女が不安がるのであまり辛そうな顔もできない
あーはよきぃすむか、援軍こんやろか…
「コウル!」
「よぉ…バイス」
聞き覚えのある声に安心する
見覚えのある黒っぽい二人組と見知らぬ少年
なにか少女にいっているところを見ると彼女の仲間か
これで大丈夫、と安心すると急激に意識が遠退いていった
「よっし!いっちょーあがりっ!だぁ~マジ疲れた!」
「バイス…休んでる暇はありませんよ」
「わぁってるってー!おい坊主、嬢ちゃん頼めるか?俺ら二人でおっちゃん運ぶからよ」
「あ、はい」
「大丈夫、大丈夫、このおっちゃん丈夫が取り柄だからよ、すぐ治るって、だからあんたも休んできな」
「……(ふるふる」
「…ぁあ?人が折角いってやってんのに聞き分けのわる…もごもご」
「病室では静かになさい、テムさん…?でしたか?貴女もあまり無理をしないように」
「…はい」
「さて…バイスだけ残して…は少々不安ですがカシスに報告に行かなければ行けませんね…おぼろ…?くんはどうされます?仲間に連絡をとるなら私に乗っていきますか?」
「いや、でも」
「子供は遠慮しなくていんですよ」
「……」
目を覚ます、身体中がだるい
病室のベッド…?
横を見れば見慣れぬ少女
「…んん~」
1つ伸びをして頭を整理する
あぁそうだそうだ思い出してきた
一日中?見ていてくれたのかベッドのわきで熟睡する少女
「…ったく風邪引くやろが」
自分も疲れとるやろに無茶すんなぁと思いながらとりあえず毛布をかけてやる
「…う」
「あぁ…すまん起こしたか?」
「……っ!」
「ちょ、ぉ?お?」
いきなりぎゅぅっと抱きつかれちゃかなわん、なに、なんやん
「…あり…が……守ってくれてありがとう…ございます」
「いや…いいてぇ、俺丈夫やき気にせん…ってわぁ、な、泣くなやぁ(^^;」
「…だ、だって…」
「ほら、ほんとに大丈夫やから、な?」
わんわん泣き出す少女の頭を撫でてやる
ちょっと…いろいろと対処に困るんだが…
いや勿論嫌なわけやないし、むしろこんなかわいい子に抱きつかれちゃ嬉しいに決まって…ってそやなくて!
対処に困ってとりあえず落ち着くまでと抱きよせ背中を軽く叩いてやる
「ティムちゃん~トレーナーさんらも合流したけど~どうする?てかコウルだいじょ……」
「あ……バイス」
「……」
「…えっと、おはよう?」
「っ!コウルがティムちゃんに手出した!泣かした!」
「ちゃうわぁぁ!\(^O^)/」
************
終わっておけ←×
長くなるからいろいろとはしょったぜ……
バトルも書きたかったけども朧くんが似非になりそう、とてもじゃないがはいりきらんのではしょった…
しばらくほっといた間にライシスがやたら真面目にバイスのヤンキーっぷりに拍車がかかったよーな\(^O^)/
何気におっちゃんトリオ嫁ありがコウルだけになったんか?ライシスは…微妙なんだが…どうなるんやろ
そして関係ないがこっから繋ぎな感じでイダシン出会い妄想もして萌えてるわけですが←×
シンスがほんとに心から笑えるんはイーダくんのおかげやないかなぁと
でシンスが恋人っ!ってコウルに紹介して
コウルさんも最初はまてまて男やんみたいになんだけど凄い幸せそうなシンスみて任せることに決めたとかね
しかし、いろいろと妄想すればするほど石炭さんがろくでなしぱぱんでどうしよう\(^O^)/
いや…きっと傭兵としては優秀なんだよね!
と勝手ながら一紀さん加入も妄想爆発させたいかんじなので今度いろいろと聞く←×
さて次はルチェキョゴかかなぁ(*^□^*)
俺の中で出会い小話ブームや……
皆さんも傭兵加入とか妄想したらよいよ!←×
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